既成のぼりにオリジナルを加えれば独自性は出ますが、あまり独自性を気にする必要はありません。
日本人の五感にうまく訴えかけましょう。
■既成のぼりにオリジナルのキャッチフレーズ。
既成デザインののぼりとは、色や柄があらかじめ印刷してあって、そこにキャッチフレーズをはめ込めば完成するといったものです。
色や柄にはバリエーションがあるので、違うものを選ぶことも可能です。
キャッチフレーズやタイトルは自分で考えて用意していきましょう。
長いキャッチではなく、短い文言がおすすめです。
イラストのはめ込みなども、あまり複雑で細かいものはおすすめできません。
■日本人の五感に訴えかける共通の色や言葉。
季節の色、季節の絵柄、共感のもたれる言葉をうまく使いましょう。
独自性やオリジナルにこだわりすぎると失敗します。
大多数の人が同じようなイメージをもつ色、知っている単語を使うのが失敗のないのぼりの作り方です。
長いと目に入っても読んでもらえません。
季節違いの色は、共感をもってもらえません。
■夏なら青、春なら桜。
定番でつまらない感じもありますが、この共通項が大事です。
共通=共感と認識しましょう。
違ったのぼりを作ることが優秀とは限りません。
みんなが知っている色や絵柄、言葉をうまく取り込んで、そのうえで少しだけオリジナリティが出るように工夫するのが、手慣れたプロののぼり製作法です。